6~7歳の「生えかわり」期に注意したい! 正しい歯のみがき方

6~7歳は、乳歯から永久歯へと生えかわり始める大切な時期です。子どもの歯のケアについて、保護者も正しい知識を身に着けておきたいものです。

公益財団法人ライオン歯科衛生研究所の阿部有美子さんに、お話を聞きました。阿部さんは日本歯周病学会認定の歯科衛生士で、歯と口の健康の大切さやケアに関する情報を発信しています。

前回の記事では、6~7歳の「生えかわり」期の歯の特徴についてお伝えしましたが、今回は正しい歯のみがき方をご紹介します。子どもの歯に効果的な歯ブラシ・歯みがき粉の使い方も伝授します。じっくり身につけて、正しいケアを心がけてくださいね。

■子どもに伝えよう! 正しい歯みがき

子どもがいずれは1人で歯をみがくことを考えて、仕上げみがきの必要な今のうちに、正しいみがき方を身につけさせておきたいですね。

歯みがきでは、「1. 毛先の当て方」「2. 動かし方」「3. 力の加減」の3つのポイントに注意します。これらのポイントを踏まえて、歯の裏側、表側、かみ合わせの面を、それぞれ1か所につき20回以上のブラッシングを目安にみがきましょう。

1. 毛先の当て方 → 歯と歯ぐきの境目に当てる

プラーク(歯垢)がたまりやすい歯と歯ぐきの境目、あるいは歯と歯の間に毛先をきちんと当てます。

2. 動かし方 → 小刻みに動かす

1. で当てた歯ブラシを、左右幅5~10㎜を目安に20回程度動かし、歯1~2本ずつみがきます。

3. 力の加減 → 軽い力でみがく

150~200gの軽い力でみがくようにします。はかりに歯ブラシを押し当て、毛先が広がらない程度が目安です。

子どもの歯に効果的な歯ブラシ・歯みがき粉の使い方

大きさの違う歯が混在している生えかわり期の子どもの歯には、このようなテクニックを用いるのがおすすめです!

背の低い歯は、歯ブラシの角度を変えてみがく

生えはじめの第一大臼歯は、背が低いので歯ブラシが届きにくい歯です。イラストのように、みがく歯の外側斜め45度くらいから歯ブラシを入れて、小刻みに動かしてみがきましょう。

凸凹の歯並びは、歯ブラシをタテに当てる

乳歯と永久歯が混在していて歯並びが凸凹している場合は、歯ブラシをタテにして歯と歯の間を上下に細かく動かします。歯と歯の隙間、裏、表と1本ずつ丁寧にみがきましょう。

フッ素入り歯みがき粉なら少量の水ですすげばOK!

フッ素は歯を強くするほか、むし歯菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。子どもの歯みがきには、フッ素入りの歯みがき粉がおすすめです。

効果を高めるため、歯みがき粉を歯全体に広げるように塗り、2~3分かけてみがきましょう。フッ素を口の中に残すため、少量の水で1度だけのすすぎでOKです。

歯ブラシの角度を変えるなど、少しの工夫でみがきやすさが変わります。ぜひ、お子さんと一緒に取り組んでみてください。

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イラスト/畠山きょうこ