編集者のラフから校了チェックまで 『小学一年生』の表紙ができるまでを大公開

書店で本や雑誌を探すとき、まずは本の表紙が一番最初に目に入りますよね。そんな本や雑誌の”顔”ともいえる表紙は、いったいどのように作られているのでしょうか?

小学館の学習雑誌『小学一年生』9月号の表紙が作られていく過程を紹介して、そんな疑問にお答えします。

■まず編集者がイメージラフを作る

『小学一年生』9月号の表紙ラフです! 9月号は本誌とふろくの箱が合体している仕様なので、外表紙と中表紙、2種類の表紙があります。(ちなみに、「くるみ表紙」と言います)

今回は、おうちの中で実際にふろくで遊んでいる雰囲気を出したいと思い、 ふだんはあまりやらないカクハン写真(背景込みの写真)で、表紙を構成することにしました。

■デザイナーが仮レイアウトを作る

写真を撮る前に、こんな仮レイアウトシートをデザイナーさんが用意します。 最終的にどこにどんな色が入るのか、どこまでが見える範囲になるのか、などを知る目安です。

これをもとに、「ここにこんな色味のものを置こう、ここは混雑するから取り除こう」とか、編集部のみんなで話し合いながら小さな要素を配置していきます。

■付録を撮影する

同じ写真が並んでるように見えるかもしれませんが、ちょっとずつ違うのです。

一発撮りの場合、後から「こうしておけばよかった!」と思っても後の祭り。。 不安なので、何パターンも撮ります。。

ちょっと色味を変えたり、ものを追加したり減らしたり…とにかく色んなパターンを撮って備えておきます。 あとからみるとまるで間違い探しのようです。

■小一モデルと共に撮影

小学館の地下にあるスタジオで、『小学一年生』モデルと共に撮影をします。

たまたま小学館の新入社員が見学に来てたので、モデル体験してもらいました。

カメラの前に立って笑ったりポーズをとったりするのは、けっこう大変なんですよ! 新入社員たちは「小一モデルのプロ根性ってすごい!!」と感銘を受けていました。

写真もあがり、準備は揃いました。ここからいよいよ完成に向けて動いていきます!

>> デザインを何度も何度も修正

注目記事

\最新情報は公式Xから/

最新記事

もっと見る

SNS

小学一年生

人気記事ランキング

『小学一年生』のコンセプトは、「未来をつくる“好き”を育む」

子どもたちは、誰もがすごい才能を持った天才です。これからは、彼ら、彼女らの“好き”が最大限発揮されることが大切な時代。一人一人がが持っている無限の可能性に気づき伸ばすきっかけとなる誌面を作るのが『小学一年生』の使命です!